熟年世代のお洒落な暮らし
リフォームした理由
27年前に新築しましたが、若いときから念願だった美容院を開業したくて下深川へ引っ越し。マイホームは知人に借りてもらいました。20年ぶりで空き家になった機会に、第2の人生について話し合い…。
子供たちと二世代の住まいを考えたけれども、東京から帰る気配もない。一緒に暮らすのであれば、別の場所に新築を考えたでしょうね。年齢を考えれば決断は今しかない。終の棲み家にマンションは考えなかった。近所の交流が疎遠だと寂しいよね。
20年前の地縁は今も温めているし、結局、この場所しかなかった。決めては地域の絆でした。里帰り?
精一杯働いて楽しむ
病気をして弱気になったときもあるけれど、夫のおかげですっかり元気に。仕事は楽しいし、お客さまとも離れたくない。せっかくリフォームしたけど、しばらくは別荘感覚ですね。
お店が休みのときは夫婦でのんびり雑誌をめくったり、趣味のガーデニングに汗を流す時間を作りたいと思っています。さほど広くはないけど可愛い花壇もあり、時にはお泊まりします。
夫はまもなく定年、リフォームでお金もたくさん使ったし、身体が動く間は働きます。今年からは月に一度程度、市内でボランティア活動も予定。精いっぱい生きなくっちゃあ勿体ない。
夫婦円満の秘訣は会話
料理が好きだから対面型のシステムキッチンが気に入っています。これまでも公民館の「男の料理教室」で学んできたから、これから本領発揮の出番。妻にはしっかりサービスします。
向かい合うと話が弾むんですよ。妻は明るくて話題は豊富だし、アドバイスを受けながらレパートリーを広げるつもりです。髪結いの亭主にはならないと思いますが、先のことは…。
風呂は広くして良かった。ゆったり足をのばせるからリラックスできます。日本人はもともと風呂好きな民族ですが、入浴しているときは最高にしあわせ。日々の暮らしが変わりました。
デッドスペースを生かす
ちょっと気付きにくいけど、この家にはデッドスペースがないんですよ。シューズクローゼットも重宝していますが、目立たないところに小さな棚がいっぱい造り付けてあります。
担当者の江原文男さんから、素人では思いつかない提案がされて喜んでいます。光や風の取り入れにも「そこまでしなくても…」と思うくらい工夫され、すっきり片付いて広く使えます。
シンプルな暮らしが好きですから、リフォームをきっかけに整理・処分しました。これからは使わないものは置きたくない。重いものもイヤ! ごみと一緒に暮らしたくないですからね。
ガーデニングがごあいさつ
下深川の家には庭がないんですよ。だから何でも鉢植え。面倒見切れないほどの数です。自分が好きで買ったのもあるけど、大半はお客さまからのプレゼント。花が咲いたらお返し。
花壇に種を蒔いたり花を植えたりすると、鉢とは違った味わいがあります。小さな景色が生まれるし、装飾金物なども自由に使えます。毎日の変化が楽しいですね。可愛いですよ。
花を話題に近所の方と親しい交流も生まれています。自分で買ったのはミニバラくらいで、ほとんどが会話からの贈り物です。最近は暗いニュースが多いけど、せめて周りだけは明るくね。
暮らしのパートナー
依頼する業者はマルコシさんと決めていました。お客さまの中でも話題になっていたし、他の業者はまったく考えていませんでした。地元主義ですから、何でも近所に頼んでいたからです。
合い見積りをとって比較したら―とアドバイスしてくれた友人もありましたが、不思議なことにまったく考えていなかった。一度信頼したらとことん。それが良い結果を生んだと思います。
度々の変更にも、小さな注文にもニコニコと対応してくれました。人生は出会いですね。ご縁を大切にすれば、必ず生きてきます。リフォーム業者というより暮らしのパートナーですね。