平成29年9月27日(№7429) 秋晴れのイベント
投稿日:2017.09.27
秋晴れのイベント
連休ラストの日曜日、空は霞がかかり秋晴れの涼しい日だった。本日は第七回東日本大震災復興支援チャリティイベントの開催日である。屋内の催し物だけに多少の雨は気にならないが、晴れるに超したことはない。本日の演しものはふるさと「宮崎神楽団」が演じる伝統の神楽舞いである。ことしは県の大会でグランプリを得ただけに、知名度は一段と高い。
地域内では運動会もいくつか催され、狭い地域だけに影響も大きいと思われた。ところが用意した150の椅子はあっという間に満席になり、あわてて50席を足す有様。段取り良くお世話をして混雑もなくスタートした。最初の演目はキツネが善女に化け、騙すという「悪狐伝」。きらびやかな衣装をまとった若い演者が見事に悪狐を退治し、満座の観衆から大きな拍手。
「八岐大蛇」は名作だけに評判が高い。出雲の勇者・須佐之男命が暴れ狂う大蛇を退治するという勇ましい物語。正義の味方が悪者を戒めるというまことに日本的なお話は、いつも観衆の絶大な拍手を頂戴する。四匹もの大蛇は観客席にまで暴れ込み、子どもたちから大歓迎された。最近は衣装も面も新しくなり演技が一層映えるようになった。今年106年目。
ささやかな義捐金が集まるが、実は送り先がないのが現状。これまでは「日本を美しくする会」のボランティア活動の一助にと届けていたが、あれだけ災害がありながら、具体的な活動に届ける先がない。残念ながら復興支援活動は本年で中止。あらためて受け入れ態勢が整い次第、活動を展開することにしたい。地震も豪雨も災害は発生する。善意は届かない。