平成29年7月14日(№7394) 新聞やテレビのニュースは信じられない

新聞やテレビのニュースは信じられない

「加計問題」については前川前文科次官の発言は、腑に落ちない所がたくさんあった。しかし、それを否定するだけの根拠もなく発言を控えていた。ところが閉会中の審査でインターネット上の注目を集めたのは、前川氏ではなく加戸守行・前愛媛県知事の訴えだった。ニュースで少し見ただけで全容は分からなかったが、一部の新聞ニュースやネットが報じた。

 

前川氏の「行政がゆがめられた」発言に対し、加戸氏は「岩盤規制に国家戦略特区が穴を開け、『ゆがめられた行政が正された』というのが正しい」と反論。更にメディアへの批判も展開するなど踏み込んだ発言の内容が賛否を拡げている。加戸前知事の発言は正論である。前川氏が現職の時、為すべきことが何もできなかったことは、大いに恥ずべきことだろう。

 

新聞も野党も政府を責めれば錦の御旗を担いでいるように思っているが、加戸前知事の発言を何故取り上げないのか。気に入ろうが入るまいが、ニュースはニュースとしてきちんと伝えるべきである。その上で国民に判断させればよい。本論は獣医学部を決定する過程が正しいかどうかなのに、本筋を外れた議論をしている。やり取りの模様は総浚えすべきだ。

 

質疑は野党だけが行ったのかと思ったが、平井卓也議員と青山繁晴議員の発言は無視されていたようだ。こんなバカなことが平然と行われるなんて、閉会審査も歪んだものになってしまう。前川さんは再び公の場に立つべきではない。日本の官僚行政の実態が明るみに見える。この先はどうなるか分からないが、野党らの非常識はいい加減に封鎖してもらいたい。

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