平成24年7月12日(No5684) 鍵山さんの威光
投稿日:2012.07.11
鍵山さんの威光
7月8日、鍵山秀三郎さんがふるさとの安芸高田市で講演された。同級生の今田道信さんの誘いで参加した。しばしばお目にかかる機会はあるが、講演を拝聴するのは久し振りになる。タイトルは「正しく生きる、人として大切なことは」でどう生きるかについて鍵山哲学を披露された。主催は安芸高田市「社会を明るくする運動・安芸高田推進委員会」。
講演前、控え室へごあいさつに伺った。市長、議長、県議などが畏まって座っていた。いつもの調子で入ったところ、鍵山さんは立ち上がって「ようこそ」と歓迎してくださった。お茶をどうぞと勧められた。すると市長が、議長が立ち上がって近付き名刺を出された。戸惑ったがいつもの調子で恐縮しながら名刺交換した。県議も続いた。よく起こる現象だ。
名もない人間に行政のトップらが名刺交換を求められるのは鍵山さんの威光だ。鍵山さんが立ち上がって辞を低くされるのだから、きっと名のある人間だろうという錯覚現象だ。慣れてはいるが恐縮する。こちらの名刺は肩書きのない名刺でいまどき珍しい。鍵山さんから「毎日掃除をする人だ」と紹介された。「長」の肩書きがないから戸惑われただろう。
後世になにか残すものを持っているか、と問いかけられた。もしも持っているなら自分の行動を通して伝えてもらいたいと希望された。ささやかながら自分なりのものを持っている。拙いながらも毎日掃