平成24年6月26日(No5668) 「前川林業」研修
投稿日:2012.06.26
「前川林業」研修
前川林業社長・前川静夫さんは、№5667の光田敏昭さんのご縁による。北関東最大の木材問屋を経営されているが、規模よりも真摯な経営姿勢や人としての生き方に魅せられている。平成9年以来、15年にも及ぶ交友だが、毎日未明に届けられる「朝一番!」の手書きFAX通信に学ぶところが大きい。365日例外はない。出張先からも届けられる。
FAX通信といっても私が一週間分まとめて届ける一斉通信とは価値が違う。宛名と一言メッセージが付されている。生半可な思いでは続けられない。茨城地方の天気、午前1時半に始まる未明の動き、今日の予定と昨日の結果。厳しい時間管理と成果がジャストインタイムで伝えられる。その通信に刺激され、時間の使い方が劇的に変わろうとしている。
貴重な時間を割いて社長としての生き方、考え方をレクチャーしてもらった。「企業は社員を大切にしなければ成り立たない。社員あってこそ生きられる」。口では誰でも言えるが、実践は並大抵ではない。①一番に起床する、②一番に出勤する、③社員が出勤するまでに30項目の計画を実行する、④感謝をカタチで示す。⑤言葉と態度でコミュニケーションを図る。
社員を大切にしているという思いを伝えるのは、言葉ではなく行動だと10数年教わってきた。人間は朝目覚めたときは大抵不機嫌だ。しかし、社員と顔を合わせるまでには、すでに5時間もの充実した時間を過ごしている。ここまでくれば表情も態度も丸くなる。「朝一番!」が大切な所以である。穏やかに接すれば社員も和やかになる。仕事の厳しさも楽しさに変わる。前川さんから何を学んでくれたか、楽しみである。