平成26年6月17日(No6389) 真に価値があることを優先する
投稿日:2014.06.17
真に価値があることを優先する
今週の「道徳に生きる」(前川FAXより)
何が大事なのか、あるいはさほど大事ではないのかをきちんと見分けて、大事なことを優先し、そうでないことはことさら追い求めないようにしなければなりません。大事でないことに時間やエネルギーや精神力を費やすのは、限りある人生において大きな無駄になってしまうこともあるからです。
人生で真に価値があるのは、日々の生活の中で道徳的な生き方を志し、人格を磨き、品性を向上させていくことです。もちろん働いて金銭を稼ぐことも必要ですし、趣味を楽しむ時間も大切です。しかし、他人の迷惑も顧みないでお金を稼いだり、家族を守るのをおろそかにして趣味に没頭したりする人は、優先順位を間違えていると言わなければなりません。
生き方のことなどわざわざ考えなくても、一時的にお金を儲け、瞬間的に快楽を味わうことは出来るかもしれません。しかし、人を幸せにできない人生にどれだけの価値があるでしょうか。
世の中の「幸せの量」を増やしていくために、道徳的な生き方を身に付け、よりよい心遣いと行いを実践することを最優先しましょう。そうして一人ひとりが徳を積み、豊かな慈悲の心を養っていくのです。多くの人が実践すれば、その分だけ世の中はよくなります。それ以外は、二の次に考えればいいのではないでしょうか。
前川FAXは毎朝午前4時に届くから、出勤すると一番先に朗読することになる。目で追っている分には素通りするが、大きな声で朗読するとじわじわ身体に染み込んでくる。理解納得し、実践するには道遠しだが、心の栄養は増してくる。