平成24年6月16日(No5658) 常軌を逸するボス猿たち
投稿日:2012.06.16
常軌を逸するボス猿たち
税と社会保障の一体改革を目指すと風呂敷は大きかったが、舞台裏をさらけ出して問題を矮小化してしまった。かつては表面に出なかった駆け引きが、いまは一字一句あまさず国民に伝えられる。もう少し格好よく手練手管を使えばお人よしの国民は簡単にだませるのに、国会議員はどこまで人を愚弄するのか。己のテレビ映りを見てみるがいい。最低の姿だ。
消費税増税の是非はともかく、鳩山由紀夫も小沢一郎もそれに連なる徒党のだれ彼も、人として恥かしくないのだろうか。冷静に振り返ってもらいたい。野田佳彦首相は消費税増税を堂々と掲げて民主党代表選に立候補し、過半数の支持を受けて当選した。民主党は不思議な政党だ。自分たちの手で代表を選んでおきながら、いつも足を引っ張り合う。
鳩山由紀夫や小沢一郎は「増税前にやるべきことがある」と幟を立てて街頭演説までしている。国民が政権を委ねたとき鳩山由紀夫は代表で総理大臣、小沢一郎は実力派幹事長。やろうと思えば何でも出来る立場にありながら、何にもしないどころか愚行を繰り返して日本の針路を誤らせた。本来なら蟄居閉門の身上なのに、表舞台にしゃしゃり出て混乱させる。
いまさら悔いても始まらないが、とんでもない政党に日本の未来を託してしまった。政党の本来のあり方からすれば「政治生命を賭けている」という野田首相の足を引っ張らないよう務めるのが紳士というものだ。どうぞ勝手にやってくれ!週刊誌は好まないが、「放射能が怖い小沢一郎のスキャンダル」と「美人国会議員の駅ホームでの熱烈キス」は面白そうだ。「週刊文春」と「週刊新潮」で憂さ晴らしをしたい。