平成29年3月7日(№7265) 霞む「沖縄の切り札」

霞む「沖縄の切り札」

翁長雄志沖縄県知事は沖縄県名護市辺野古の基地移転を阻止するために三度目の訪米をしたが、トランプ政権には相手にされずまたしても無駄足だった。面談したトランプ関係者や上院議員はゼロ、当地で記者会見に参加した記者は一人、記事はその事実を端的に伝えたに過ぎない。トランプ政権は辺野古の新基地を維持とする方針と伝え、もはや変わらない。

 

基地の交渉は国と国との問題であり、一県知事が基地の撤回を要望しても相手にされない。翁長知事は順序と相手を錯誤している。費用を掛けてアメリカに行くよりも、東京の総理官邸に相手にされるかどうかは別とし日参すべきだったろう。トランプ氏が計画を持ち直すのではないかと儚い期待を掛けたところで、世界の情勢は沖縄に手間を掛ける間はない。

 

北朝鮮はミサイルを飛ばす、金正男は義理の弟に暗殺される、マレーシアと北朝鮮は国交断絶の危機にある。トランプ氏は約束事に忠実で訪日中のマチス長官が現行計画を確認、翁長知事はがっくりとか。感情論で相手を批判するのではなく、何故アメリカが相手をしないか振り返る必要がある。工事が進めば進むほど撤回は難しくなる。翁長知事の主張は無茶だ。

 

沖縄の市長選は相次いで敗れており、基地に賛成派の市長が増えている。翁長氏は鳩山さんのように最低でも県外などと現在では不可能なことを主張するから誰も耳を傾けてくれない。基地がなくなれば困る人もいる。県のトップとしては全体の幸せを考えるのが役割だ。極論ばかり吐いていると誰も支持しなくなる。政府もご機嫌取りに終始しては始まらない。

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