平成25年2月3日(No5890) 心の豊かさを売る
投稿日:2013.02.03
心の豊かさを売る
約5年前、「心豊かに生きる・人生講座」を始めた。特別の意図があった訳ではな いが、モノが売れなくなる時代が来ることは予感していた。それでは何を売るのか。直感的に浮かんだのは「心の豊かさを売る」。それが「人生講座」開設のヒ ントになった。心の豊かさを求める人たちとの交流が深まれば、そこには競争のない新しいビジネスが生まれる。
確信はなかったが、そう信じた。何故か。10年を超えて「そうじ」と「はがき」の価値を、実践を通して学んだからだと思う。続いて約4年前、「生涯学習・プラスワンステージ」が生まれ、地域の有識者が支援してくれた。詳細は省くが、他社に真似が出来ないユニークな試みと自負している。そして今年は「小粋なミニギャラリー」をオープンした。好評。
唯一不安だったのは消費者の変化とビジネスの未来について、確固たる理論の確立ができないことにあった。ところが幸運ははるか東北のいわき市で東日本大震災を乗り越えた畏友が運んでくれた。毎週「ディリーメッセージ」をFAX通信している志賀晶文さんである。№5883で「オフィスのサロン化」を読んで、まことに益のある本を贈ってもらった。
小阪裕司著「『心の時代』にモノを売る方法」と「価値創造の思考法」の二冊。著者も本も知らないが、その考え方は畏友からもたらされた。それがサロン化のヒントになっている。目次を見て驚いた。輝く星のように新しいビジネスのヒントが煌いている。すでに実践中だけに疑問はない。志賀さんから万金に値する贈り物を受け取った。感謝、感謝の大感謝。