平成29年2月3日(№7233) 長寿企業の条件
投稿日:2017.02.03
長寿企業の条件
マルコシは創業以来50年を超えたが、零細企業として寿命が長いことは誇っても良い。但し誕生してから大きくもならず、良い意味ではコツコツ歩いたせいだろう。どうやったら長生きできるのか、体系だった説明が出来る訳ではない。真面目にやったから、地域のことを優先して考えたから、年中無休だったから、いろいろな理由があるが説明にはならない。
「長寿企業の秘訣」とは次のように説明されている。①10年先の長期的な時間軸を持つ。②顧客との信頼関係を築くことによってブランドを磨き上げる。③イノベーションを継続的に生み続ける仕組みをつくる。④組織全体のベクトルの方向性を揃える風土づくり。⑤組織共通のDNAを伝播させる人づくり。文言を教わってみると「そうかな」と思い当たる。
①は・予測ではなく「意志」を持ち、未来に数字を刻む。・過去の歴史を学ぶことで未来の洞察を得る。・社会的な存在意義から自社の方向性を描く。②は・一度進出したら容易に撤退しない。・ブランドとは顧客との「約束」であり、「信頼の証」である。③は・非認識課題の解決こそがイノベーション。・意思決定の判断基準は「勝ち続けられるかどうか」である。
④は・自社の道にベクトルを合わせる。・「4Sモデル」によりアイデンティティを明確する。⑤は・「考える」ことをすべての基本に置いた人づくり。・「私心がない」人材登用によるリーダーづくり。・経営者自身が「アスピレーション」を持つ。長寿企業の秘密とは「3つの連鎖(時間軸・市場・組織)」が連動して機能すること。もう少し勉強しなければ伝えられない。