平成29年2月15日(№7245) 働き方論争は不毛に

働き方論争は不毛に

№7236のディリーメッセージで「働き方改革」の論争に触れたが、国会議員たちも大臣も働き方の現実を知らないようだ。わが社では強制している訳ではないが、全員が午前7時20分開始の掃除朝礼に参加する。強制してはいないと言っても強制を感じているかもしれない。掃除は始業前の業務か、それとも町を美しくするという自主的な奉仕なのか。

 

もちろん遅刻をしても休んでも罰則はない。現代の日本には大きく分けて4つの働き方があり、その立場からの発言だから噛み合わない論争は相手の立場を理解していないからだろう。「仕事こそ生きがい」と感じる人たちはどのくらいいるのだろうか。「ワークライフ充実群」と「生活のために働く群」は「仕事に対する充実感」「生活のマインドシェアー」が違う。

 

仕事を通して人は成長する、仕事に打ち込んでこそ自分の限界を超えることが出来る。そこには「成果」と「能力の向上」があり、仲間と共に働くという「協働の喜び」がある。時間によって管理される現在の人事労務の管理手法とはマッチしていない。創造的な知的作業は、工場労働とは基本的に違う。それを一緒に管理して罰則まで決めるというのだから問題。

 

人の仕事へのスタンスは千差万別であるということ。スタンスの違うもの同士は分かり合うのが難しい。できれば頭から否定しないで分かり合おうと努力すべきではないか。その努力を怠って不毛の論争をするのは賢明ではない。やがて法律はどこかに落ち着く。複雑な労働に対する姿勢を一本の法律で規制するのは止めるべき。私は「仕事こそ生き甲斐」派だ。

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