平成25年2月11日(No5898) 月刊・ビジネス界の新連載
投稿日:2013.02.11
月刊・ビジネス界の新連載
広島市内で唯一発行されている「ビジネス界」は昭和56年の創刊だから30年を超える。主筆の弥山政之さんは拙著「出会いに学ぶ生き方の極意」でも紹介したが、気骨あるジャーナリストだ。「掃除に学ぶ」「世相薮睨み」「出会いに学ぶ生き方の極意」「竹の子学園物語」「続・世相薮睨み」など掲載してもらった。文筆ではアマチュアの文章を評価してくれた。
出版業界は景気の波に洗われる。その都度艱難に耐えながら休刊もしばしば、一度は倒産の憂き目にも遭った。しかし、常に不死鳥の如く蘇った。残り少ない己の人生を賭け、新春号から再刊を果たした。継続は厳しいと思うが、彼の不退転の決意に期待したい。かつて広島の政財界をリードする雑誌だったが、夢よもう一度、カムバックを期待している。
3年余り前、政権交代が実現し、民主党が日本の舵取りを担った。選挙互助会でしかない幼稚な政権を危惧し、一貫して民主党政治を批判し続けた。特にダーティ・小沢、ルーピー・鳩山、クレージー・菅の3人は徹底的に叩いた。その論調に多くの批判も浴びたが、一向に怯まなかった。さいわい、3人とも政治的影響力を失い、念願が叶ってホッとしている。
相手がいくら愚者であっても、他人の批判は忸怩たる思いが常に心を苛む。「続・世相薮睨み」は30回を機に終章とした。新年号からは「超高齢化社会の『いきがい』チャレンジ」と題して、地域社会の取り組みを執筆することにした。決して望むことではないが、いまの世の中は高齢者が地域をリードする立場にある。世の片隅に光を当てながら書き続けたい。