平成22年12月7日(No5101)  完全に若返った忘年会

完全に若返った忘年会

先週の土曜日は協力業者会と社員の忘年会に参加した。都心部を歩くのは久しぶり。電車通りに立ち並ぶビルの空き室が、ずいぶん目立つようになった。文字の入っていない白看板の増加は、経済の縮小を如実に物語っている。経済は着実に回復していると菅直人首相は言うが、永田町界隈だけの話だろうか。現場は教科書、たまには官邸を出て地方を回るべきだ。

 

今期は会社を設立して40年の節目に当たるが、当初の職人は一人もいなくなった。現役を引退したり、すでに物故した職人もいる。あいさつに立つ業者会の会長も社長も若い。乾杯の音頭も締めのあいさつもすべて30~40歳代。一時の職人高齢化を完全にクリアーした。ささやかだが年間表彰も行われ、拍手を浴びていた。不況にもかかわらず和やかだ。

 

かつては県会や市会の議員、取引先のトップや金融機関の役員など招いていたが、一年に一度の無礼講なのに気を使って楽しくない。ある時期から純粋に職人だけの忘年会に。ホテルなどの忘年パーティから、座敷の忘年宴会に生まれ変わった。おまけに平均年齢が若くなり賑やかになった。拍手も義理ではなく、大きく長く続いて座の雰囲気が盛り上がる。

 

最近は値段の割合に料理の内容が格段に良くなっている。広島トップのヒロコシグループ「海鮮料理・てっぱち」で開かれたが、接客も行き届いているが何よりも食材が新鮮だ。肉料理がダメなものにとっては、吟味された刺身や味の深い鍋料理は有り難い。味のヒロコシと銘打っているだけに看板に偽りなし。座が乱れることもなく、最高に盛り上がった。

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