平成29年1月15日(№7214) 優れたリーダー
投稿日:2017.01.15
優れたリーダー
会社の経営というものは社長がシャカリキになって怒鳴っても成績は上がらない。黙っていればいいかというとそういうものではない。会社がリーダーの育成システムを社員が気付かないうちに作り上げ、いつの間にか身に付けさせる方がいい。マニュアルを作って実践させればそれで済むということではない。先ずはトップがリーダーの資質を持つことが必要。
ポイントを五つほどあげてみる。①企業文化に徹底的にこだわる。「そうじ」「出勤時間」「礼儀作法」「電話応対」などは、長い社歴に於いて培われたもので企業独自の文化として花が咲いている。②マトリックス型の組織では、息の長い動きを続ける。リーダーは垣根を超えて協業する。さまざまな役割をこなし、事業全体を深く理解し、持続的成長に繋げる。
③実体験による学習を重んじる。リーダー育成の方法として「同僚、担当分野の専門家、顧客との交流に関与する」「これまでと状況が異なる新しい任務をこなさせる」ことが必要だ。全てのリーダーは他の社員のスポンサーとなる。④知識の共有を大切にする。アフター、アクション、レビュー(事後検証)を行う。望ましない出来事について話し合う文化がある。
リーダーシップの育成プログラムは、個々の事業部、リーダーに共有されている。先輩が若手を育てることは当然のことであり、見て見ないふりは許されない。究極の目的は全員がリーダーに成長することである。それぞれに責任を果たしつつ、かつ権限を正しく執行する。わが社のような小さな会社は、いまのところこれだけの業務で大半の希望は叶えられる。