平成25年9月19日(No6118) 新人の実践教育
投稿日:2013.09.19
新人の実践教育
「山田智恵のもてなし」④の「便所のはなし」を終えたが、当初の目論見以上に成果が上がっている。戸別訪問の具体的目標を持たせるために企画したが、それまでの素地が合ったのか順調に進んでいる。机上の研修もOJTもなかなか成果が上げられないのが現実である。いくら戸別訪問の目標を立てさせても、簡単に成果は上がるはずも無いから辛くなる。
仕事は楽しくなければ続かないから、頭では理解していても成果が上がらないと前に進めない。リタイアの大きな要因である。具体的な指導をしないで数字を強要しても重荷になるだけで弊害になる。その意味で提案したのが「住まいの物語」の実践。講座を主宰することにより、お客様のもてなし、楽しませ方、実勢的なサービスなどが自然に自分のモノになる。
それはれっきとした仕事だから、自身の人間的成長、お客様の接し方、いずれは間違いなくビジネスマンと成長の道を辿ると信じている。ひとつのモデルができると、次の取組みが見えやすくなる。大西さんには考えた末、花壇の整備を仕事として企画した。基本のやりかたは指導するが、行動計画は本人の裁量に任せる。ここに新人の成長ポイントがある。
花壇整備の週間計画書、週間報告書もほぼできるようになった。この仕組みはすべての日常の仕事に応用できる。ひとつのことができれば後は簡単だ。①仕事の組み立てを覚えた。②為すべきことを為す習慣が身に付いた。③勤勉な姿はやがてはバス客やドライバーの評判につながる。実績があれば個人のピックアップが可能になる。必ず山本の穴を埋める決意。
新人の教育に頓挫しながら悩んできたが、ひとつの目途が出てきた。躓けば容易に改善が可能になる。大西さんの場合は講座の集客に全力を上げる。それが一人前のベースになる。