平成25年9月12日(No6111) 首相の発言要旨(毎日新聞記事の抜粋)
投稿日:2013.09.12
首相の発言要旨(毎日新聞記事の抜粋)
【演説】東京は世界でもっとも安全な都市の一つだ。それはいまでも2020年でも一緒だ。懸念を持つ人もいるだろうが、東京電力福島原発について、私は皆さんに約束する。状況はコントロールされている。決して東京にダメージを与えない。オリンピックが安全に行われることを保証する。財政的も整っている。開催地に東京を選べばオリンピックムーブメントに、新たな強い息吹を吹き込むことになる。IOCと力を合わせ、世界をより良い場所にしていこうと思ってい る。
【質疑】汚染水問題は結論から言ってまったく問題はない。事実を見て欲しい。汚染水による影響は、福島第一原発の港湾内の0,3キロメートルの範囲内で完全にブロックされている。近海でモニタリングしているが、数値は最大でも世界保健機構(WHO)の水質ガイドラインの500分の1だ。日本の食品の安全基準は、世界でもっとも厳しい。健康問題については、いままでも現在も将来も全く問題ないと約束する。
【質疑の続き】さらに完全に問題ないものにするために、抜本解決に向けたプログラムを決定し、着手している。日本の首相として、子どもたちの安全と未来に責任を持っている。日本に来るアスリートたちにも責任を持っている。その責任を完全に果たす。
発言の内容に異論を挟む人もいるだろうが、世界に向けての発言はこのくらい明確でなければ通用しない。外国のメディアの中には「安倍首相演説が決め手」と高く評価している。「国家指導者のなめらかな演説は、IOCが懸念する福島原発問題を解消するために行われた。演説はその目的にぴったり合っていた」。安倍首相はもちろん国民も一緒になって、その発言の責任を果たさなければならないのは言うまでもない。