平成25年6月21日(No6028) トイレ磨きで12年
投稿日:2013.06.21
トイレ磨きで12年
平成25年度・1,2年生合同「トイレ磨き授業」のお手伝いをした。今年の参加生徒は115名、過疎の中学だから人数は少ないが、お手伝いの立場では簡単ではない。平日の午後、指導にはたっぷり4時間必要だ。準備と撤収の時間を考えると負担はやさしくない。その分だけ仕事にしわ寄せがくる。社員の頑張りは半端ではない。すべて自社でまかなっている。
115名で8班編成だから、少なくともリーダー、サブで16名必要だ。まして経験のない生徒が対象だから、トイレ磨きの実習指導は簡単ではない。何とか指導できるのは、リーダーの金本、社長、私の3名。それに応援の三島さんと田畑さん、準社員の平見さん、東田さん。それでもまだ不足。新入社員も手伝って格好は付けたが、生徒らに申し訳ない。
同校とのご縁は平成13年の「必要としている人たちにアルミの車いすを贈ろう」という活動の支援がきっかけだ。翌14年には「トイレ磨き授業」、15年には「卒業記念トイレ磨き」がスタート。振り返れば同校とのご縁は12年になり、その積み重ねは新しい伝統にまで育った。このまま推移しているとやがて支援が難しくなる。充実には実践訓練が欠かせない。
ほかに3校の「卒業記念トイレ磨き」があるが、次の機会までには本来の意味のトイレ磨きの訓練を実施したい。掃除の準備、運営、撤収の手際よさは、日本一と自負している。足りないのは実践のリーダーだ。その育成が急がれる。同校にはトイレ磨きの神様・鍵山秀三郎さんも二度訪問され、生徒らと親しく交流された。日本一とお褒めの言葉もいただいた。
誰にでもできる平凡な行いを、誰にも出来ないくらい積み重ねる。「十年偉大なり」と称されるが、さらに磨きをかけることが求められている。名実ともに日本一を目指したいものだ。