平成25年6月11日(No6018) 100kmウォーク大会の品格
投稿日:2013.06.11
100kmウォーク大会の品格
「100㎞は必ず歩ける」、自分自身でそう思えば必ず叶う。歩けないのは己の固定概念や枠組みが邪魔をしている。限界は自分自身でいくらでも変えることができ、また変わるものである。先ずは100㎞を完歩し、自分自身の限界などないことに驚いて欲しい。主催者である「Mランド」のオーナーの小河二郎さんは、参加者に熱く呼びかけられた。
自然(しぜん)の懐に抱かれて五感を越えた感覚で自然(じねん)を感じ取り、一体となる新しい自分を感じ取る。そのために自らの足で力の限り、時空を越えてひたすら歩く。そして自然(じねん)と一体となる。それが中国山脈横断100kmウォークである。難しいことは分からないが、「譲る」心を大切にして「挨拶」を実践、最後まで「笑顔」は納得。
これまで3回続けて大会に参加しているが、参加者の多くが小河会長の呼びかけ趣旨に添って歩いていることがよく分かる。単に歩くだけではいけない。一緒に歩く人、道端で声援を送る人、行き交うドライバー、すべての人に元気を与える振る舞いが求められる。100kmもの道を歩くのだから交通マナーの遵守には、並でない自制心と美しい姿が求められる。
小河会長の提唱される自然(じねん)との一体感や大会の品格、風格に及ぶべくもないが、「譲る心」「挨拶」「笑顔」には心を尽くした積もりだ。特に気張ったのは「歩く姿の美しさ」。それには森信三先生の教え「腰骨を立てる」に勝るものはない。50㎞でリタイアしたためゴールで美しい姿勢を披露できず残念だが、2年間の鍛錬は見事に生かされたと自負。
もう一つ心掛けたのは、人目に触れるところでは休まない、飲食をしないこと。そのとき心の緩みが周辺にさらされ、自然を冒涜することになる。品格を保つには必須と心得ている。