平成25年4月9日(No5955)   75歳の大問題①

75歳の大問題①

現在(2010年・国勢調査)のわが国の人口は1億2806万人、2030年には1億1522万人、2060年には8674万人となる(人口問題研究所の中位推計)。どんな世の中になるのか。一人で買い物が出来ない、電話が掛けられない、バスや電車で外出できない。やがて入浴や歩行、階段の上がり下りできない人が、2030年には今より1千万人増える。

 

そのときは20~65歳の現役世代1,7人が、1人の65歳以上の高齢者を支える社会になる。わずか17年後のこと。それもある日突然ではなく、間違いなく今日から少しずつ近付いていく。金本さんはそのとき48歳、そう遠い話ではない。どんな社会が待ち受けているか。そのとき私たちがビジネスとして果たすべき役割を何か、真剣に考える必要がある。

 

65歳以上を高齢者扱いするが、講座に来る人たちを見ても現実には元気であり、さほど心配する必要はない。急速に衰えるのは75歳、つまり後期高齢者である。定年で退職をして引き篭もると、妻に疎んじられ、外出するのは犬の散歩くらい。居場所もなければ話し相手もない人が少なくない。もしも気楽に勉強したり、働く場所があればどうなるか。

 

勉強や仕事がきっかけとなって、地域に友人、知人が増え、仲間と楽しめるようになったら、身体機能や認知能力をいたずらに衰えさせないで済むのではないか。シニアの持つ経験や智恵、活力を貴重な社会資源として活用する。そこに新しい社会が生まれそうだ。人生講座などのサロン化、竹の子学園のサポーター制度、これらは老化を遅らせる貴重な活動になるのではないか。もう少し75歳の問題を考えて見たい。

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