平成25年3月20日(No5935) 謙虚でなくなる兆候
投稿日:2013.03.20
謙虚でなくなる兆候
北九州市の池田繁美さんから、毎月「素心」と題する教訓が届く。「人間の心には、年を重ねるにつれて、生きていく上でのアカがたくさん付着していきます。それらのアカを削ぎ落とした、生まれたときのままの素直な心が『素心』です」と但し書きがついている。今月は「謙虚さがなくなる兆候」。謙虚でなくては生きられない。傲慢な人間の何と多いことか。
①時間に遅れだす。自分の都合を優先する。②約束を自分のほうから破りだす。③あいさつが雑になりだす。ていねいにお辞儀をしたい。④他人や会社の批判をしだす。悪いのはみんな他人や会社。⑤すぐに怒り出す。感情的になるのは見苦しい。⑥他人の話を真剣に聞かない。他人の話が耳に入らない。⑦自惚れて勉強しなくなる。世の中の動きについていけなくなる。⑧物事の対応が緩慢になる。催促されてからでは遅い⑨屁理屈を言う。⑩打算的になりだす。損得勘定にしがみつく。⑪自分が偉く思えて他人が馬鹿に見えてくる。やがて孤立する。⑫目下のものにぞんざいになる。誰に対しても優しい振る舞いを。⑬言い訳が多くなる。先ず詫びる。⑭感謝の気持ちが少なくなる。「ありがとうございます」の言葉が少なくなる。当たり前のことがありがたいという気持ち。
自分で採点したが足りないところが多すぎる。それを発見できただけでもラッキー。一度自己採点してはどうだろうか。足りないところは補う努力をすればよい。他人を採点しても構わないが、自分の胸に秘めておく方がよい。相手を責めてはいけないし、優越感を持ってもいけない。ただし、反面教師にすれば役に立つ。もし満点だったら「傲慢の極致」。