平成25年2月4日(No5891) ゴミを拾う値打ち
投稿日:2013.02.04
ゴミを拾う値打ち
先週の金曜日、今年初めて散髪に行った。早朝清掃のとき、西コースのゴミ拾いを選択した。かつては車で行っていたが、近年は徒歩オンリー。せめて自分の歩く道くらいは、自分できれいにしておきたいと思ったからだ。見知らぬ先客に声を掛けられた。5年前まで会社の前を走るバスの運転手をしていたが定年で退職した。掃除を15年も見続けたというお話。
安佐南区に住んでおられるが、わざわざ散髪だけは橋を渡って通われるという。今ではゴミを拾う人を時々見かけるようになったが、当時は一社だけだったと感慨深そうに話してくださった。運転手仲間でも話題になったとのこと。散髪屋さんでの有り難いご縁だった。リフォームのときはお宅に頼みますよと嬉しい言葉をいただいた。明るい人柄を感じた。
散髪を終えて西村ジョイへ米袋を求めに回った。途中、玖村付近でゴミを拾っている人を見かけた。最近、その姿を目撃し、反対側から「ご苦労さま、ありがとうございます」と声を掛けている。この日は向かい合っての出会いだから、会話をすることができた。拾ったタバコの吸殻は持ち帰って貯めているという。ポイ捨て禁止の活動に生かすとのこと。
話を聞いて驚いた。わざわざ安芸郡府中町から、週一回のペースでお出ましという。範囲はメガネの三城から玖村道路を上がりきったところまで。道理でこの日は側溝にも歩道にも吸殻が見当たらなかった。おまけに3月の公民館の講演会に参加の予定とか。ゴミ拾いのご縁は不思議なところで結び付いている。徒歩の習慣に感謝。講演ではベストを尽くしたい。