平成25年2月16日(No5903) やっぱり変われない
投稿日:2013.02.16
やっぱり変われない
国会で決める人事案の上程を審議する議院運営委員会を、下らない理由で民主党は退席した。日教組のドンと称される輿石東・参院議員会長のツルの一声による。民主党大敗の家元は責任も取らず居座ったままでやりたい放題。唯々諾々と従う民主党の愚劣な行いは笑止千万。野党に先祖帰りしての対決姿勢も構わないが、大義名分がないと国民の支持を更に失う。
「かつて日銀総裁の人事にごねて日本経済を塗炭の苦しみに陥れたことを忘れたのか。これだけ国家・国民に大迷惑を掛けながら、己の行跡に反省の欠片もないのは呆れるばかり。これからは中田宏・山田宏のお二人の活躍に期待し、政治の世界を一新してもらいたい。先日、上甲晃氏の計らいで両氏との懇談会に参加して光明を見出した」。(鍵山秀三郎氏)
民主党の改革創生本部は衆院選の大敗を総括し、党改革の原案をまとめた。最大の原因は鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦3首相の「トップによる失敗の連鎖」と厳しく指摘している。さらに鳩山氏の普天間を巡る迷走、菅氏の消費税発言、野田氏の解散時期の見誤りだと理由付けた。鳩山氏はともかく、菅氏、野田氏は背中から味方の鉄砲を浴びた気がするだろう。
総選挙の惨敗は歴史的な公約違反であり、稚拙な政治運営で国民の期待に応えられなかったからだ。己の犯した罪から責任逃れをしようとする改革案など、どんなお人よしでも夢よもう一度とは思わない。綱領を持たない政党の成れの果てを見せ付けている。もはや民主党の存在価値はない。寄り合い所帯を解消し、別々の党として再出発する方が分かりやすい。