平成23年7月29日(No5335) てんびんの詩

てんびんの詩

毎週火曜日と金曜日の午後6時から「商人学教科書」をテキストにして新人研修を行っている。猛暑の中を精いっぱい働いた後の研修は大変だと思うが、人間として一人前になるためのプロセスとして欠かせない。頑張ってほしい。火曜日は最終の新幹線で上京するため一旦休講に決めたが、江戸時代の商家の丁稚・手代制度を知りたいとの要望があった。

 

それにヒントを得てビデオ自習を決めた。教材は鍵山秀三郎さん製作の「てんびんの詩」。人材育成の教材として一世を風靡したドラマである。研修報告書を読んで三者三様に理解していることが嬉しかった。初めて就職をしたころを鮮やかに思い出した。ドラマと同じように棒読みのような会話をしたり、愛想笑いしていた日々が蘇る。他人事ではない(大久保)。

 

新入社員研修で「商人の心得」を学んでいるので、ドラマがすんなり入ってきた。「てんびん」の意味もよく理解できた。「売り手と買い手のバランス。どちらも益のある商い」。てんびんとはそういうものか。どちらに傾いてもてんびんは機能しない(光田)。①人間一人が出来ることには限りがある。②自分に出来ないことは人にさせない。③しんどいのはみな同じ。

 

④商いは自分の努力と才覚。⑤商いは使ってくれる人の気持ちになる。⑥人の道を外れると商いとは言えない。今やっている戸別訪問活動は、お客様の信頼を得るための下積みだと分かった(佐々木)。よいことも悪いこともてんびんを通して相手に伝わる。①人のお役に立てること。②信頼が商いの原点であること。③ 正直であること(大久保)。

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