平成23年7月25日(No5331) 愛いっぱい
投稿日:2011.07.25
愛いっぱい
真夏の不需要期の乗り切りを心配していたが、猛暑にめげず社員のみなさんは元気いっぱい飛び回っている。そのおかげで6月は大型工事の完工も重なって、月目標の200%を超える売り上げになった。7月も相談件数、契約件数も順調に推移している。この分なら念願の海外旅行が実現するかもしれない。土曜日の山野さんは午後6時の契約を済ませ帰社した。
契約報告書、営業管理日報、日報、デイリーアンサーなどの一日の締め括りで午後9時になった。時間が来ると自動的に消灯する仕掛けになっているらしい。再点灯。ここから再び一仕事。新人の佐々木くんから相談を受ける。内容は定かではないが、日々の仕事の進め方のようだ。佐々木くんには問題点が多い。新人研修で十分に把握している。
疲れも見せず日常業務が終わって新人育成のアシスト。努力しているのだろうが佐々木くんは話がうまく出来ない。何か話そうとすると手振りは先に出るが、続いて言葉が出てこない。何故そうなるのか、山野流の解釈を加え、熱心に話している。普通なら怒り心頭に発し投げ出してしまうところだが、母親が諭すように諄々と説いている。これは一つの愛だ。
山野さんはいつも元気いっぱいだか、この日も膝つき合わせて熱心に話している。簡単に理解できないだろうが、以心伝心、優しい心は伝わるはずだ。縁あって入社した若者を何とか一人前にしたい母性本能のようなものだ。このシーンは山野さんの実力アップに大きく貢献している。自分の思いを的確な表現で相手に伝える技術が確実に伸びている筈だ。