平成23年5月20日(No5265) 新しい試みに期待
投稿日:2011.05.20
新しい試みに期待
5月14~15日の2日間にわたって開催された「前川林業・春の展示即売会」は、2億8千万円の売上があったと「朝一番!」とのFAX通信。びっくりした。事前に「東日本大震災の影響もあり、2億円を超えたら嬉しい」と聞いていたからだ。入場者も800名を超えた。災害や不景気を蹴飛ばすほどの成績になった。いつの日か、その秘訣を伺いたい。
行き届いた顧客管理、豊富な品揃え、適切な商品価格などが思い浮かぶが、繁盛の要因は別にありそうな気がする。明日は恒例の「春のオレンジ・フェスタ」が開かれる。7回目になるが、これまでそこそこ賑わっていた。集客の企画もよく当たった。余所目には繁盛と移ったに違いない。ビジネスだから来客は嬉しいが、実需に結びつかないと目的を失う。
今年はお祭りではなく実需への結び付きを目的とした新しい企画が立てられた。前川林業ほどの品揃えや顧客管理が充実していれば可能だが、A客、B客、C客のイベントは寂しいかもしれない。しかし、イベントは商売の「手段」と心得ていても、いつの間にか「目的」に変わる愚は避けなければならない。前川林業の繁盛を目指して、ともかく第一歩を…。
楽しみもある。一人一人の営業活動の内容が、売上ではなく「集客」「売上見込み客」が数で見えることである。担当地域の信頼、リピート客の反応、戸別活動の成果、アフターの実績、はがき発信の効果、熱意などが、来場客、とりわけそれぞれのミニセミナーに表れる。講座活動の成果も見えるはずだ。千客万来で慌てるほどの賑わいを期待している。