平成23年5月15日(No5260)  工程表にない花壇整備

工程表にない花壇整備

昨年は体調不良で「オレンジフェスタ」直前まで花壇周辺は、荒れるに任せていた。最近のように気温が上昇すると雑草は一日で様変わりするほど伸びる。今年も「フェスタ」の工程表に花壇整備はないようなので、水曜日から土曜日まで出勤を早くして取り組んだ。昨年は整備を終えたとき「MDS」小河二郎会長が来社され、手入れを褒めてくださった。

 

いろいろないきさつから、今年はアサガオとキュウリなどの野菜を中止した。マリーゴールドは昨年と同数の180株を植えたが、中央部分が空いてしまった。ドライバーや通行人の癒しになるよう考慮中。「花より団子」主義者としては、観賞だけでは物足りない。野菜は毎日の成長が目に見えるから朝が楽しみだった。キュウリは一晩に10センチも伸びる。

 

わが社に限らずいまどきの人たちは、種を蒔いて育て、実りを刈り入れることに関心が薄い。二宮尊徳翁の遺訓にもあるが、『近きを計るものは春植えて 秋実るをも遠しとして植えず。ただ眼前の利に迷うて播かずして取り 植えずして刈り取ることのみ眼につく。故に貧窮す』。尊徳翁の嘆きはすべてに通じる。商売も同じだなあと、草取りをしながら実感する。

 

今週の現場巡回中に「今はそこそこの現場が稼動しているから何とか回っているが、そのうちぴたっと仕事が止まるのではないかと眠れないことがある」と社長が話していた。「心配しているときは大丈夫。会社というものは、みんなが不安に思って頑張ればうまく行く」。危機感を全員がどれだけ共有できるか。花壇に関心が持てるようになれば新しい発見がある。

 

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