平成23年4月5日(No5220) カムバック
投稿日:2011.04.05
カムバック
金本さんの営業管理日報の営業中の物件に、1150万円・B(見込みあり)がいつのまにか消え、そして4月1日に復活していた。しかも、ランク・A(契約確実)に昇格。実際に契約書を交わして喜びを分かち合いたいが、下半期の初日とあって瑞祥の兆しに思える。上半期最後の日にも幸運と執念が実って4件・1千万円ほどの契約をいただいている。
今回の出来事の詳しい経緯は分からないが、リフォームのご相談を受け見積もりをしたけれども、何らかの理由があってキャンセルになった。そのとき地区担当者は「困ったことがあったら、いつでも何でも気軽に相談してください」と言ってきれいな別れ方をしたようだ。書けば簡単だけど、相談、調査、積算など時間を使った後だけに心は穏やかではない。
この部分は、人間性が言わせた台詞だろう。20年ほど前、同じ経験がある。築後30年の老朽住宅を事情があって増改築することになった。構造部分には可なりの補強を要した。綿密に積算し契約寸前まで漕ぎ着けた。窓口は奥様。ご主人が「ワシの友人が仕事がなくて困っている。そちらで…」とのご託宣。残念ながらその気持ちは揺らがず断念した。
仕事がないからの理由が気になった。1千万円を超える工事を適当に進められては困る。放っておいても罪にはならないが、心配は消えない。補強が必要な理由、必要な箇所、適切な方法を一覧にして「参考のため大工さんに渡して欲しい」とお客様に届けた。そこで縁が切れた。ところが一ヵ月後に「工事をお願いしたい」との電話。吃驚したが嬉しかった。