平成23年2月24日(No5180) 「ジャパニストクラブ」がよい方向に
投稿日:2011.02.24
「ジャパニストクラブ」がよい方向に
第9期人生講座は「ニッポンに詳しくなろう」。志誌「ジャパニスト」をテキストにして学び合っているが、随所に良いところが表れはじめた。テーマの選択は自由だが、それぞれが予習をして講師を務める仕組みになっている。新しい試みが受け入れられるかどうか危惧していた。白旗を掲げるメンバーもあったが、無理やりお願いしながらのスタート。
四講座を終えたが成功したと確信している。すでに10名のメンバーが講座を担当した。進め方に巧拙はあるが、取組み姿勢は真摯で場が盛り上がる。「ジャパニスト」の妥協のない頑固な編集方針は、日本でもトップクラスと言って過言ではない。日本国家の目指すところ、国民の誇り、政治、経済、文化、芸術などあらゆる分野を網羅している。
だからといって難解ではない。真剣に取り組めば誰もが分かるし、平易に伝えることができる。第四講は午前の組は講師が2名。椋田克生さんは「新しい伝統を築く。画家・手塚雄二」を取り上げた。後半は米沢隆子さんが「芭蕉ゆかりの地を訪ねて」をピックアップした。新しい世界を学ぶことはかくも楽しいものか、二人とも表情はおろか声まで若返った。
午後の組は米今菊子さんが講師。テーマは午前の椋田さんと同じで「画家・手塚雄二」。広島美術館で開かれている日本画展に足を運び、百号の大作を鑑賞した由。その迫力に圧倒された、感動したと、メンバーに伝えた。米今さんは木版画の個展を開くほどキャリアがある。作品を講話の中で披露。びっくり仰天。次々に新しいドラマが生まれそうな予感がする。