平成23年12月4日(No5463)  落合博満著「采配」

落合博満著「采配」

№5455「負けない努力」で落合博満さんが書かれた「采配」を薦めたが、既に購入して読んでいるだろうか。300㌻の新書版だが、行間が空いているので読みやすい。文章に無駄がなく歯切れがよい。しかもビジネスマンにとっては溢れるほどの示唆に満ちている。野球と仕事は違うと言う人もいるが、本質はまったく変わらない。まだならすぐ読んでほしい。

 

1章~6章で構成され、背番号と同じ66章句にまとめられている。1章、「自分で育つ人」になる。2章、勝つということ。3章、どうやって才能を育て、伸ばすのか。4章、本物のリーダーとは。5章、常勝チームの作り方。6章、次世代リーダーの見つけ方、育て方。冷徹にも感じるクールな監督だと思っていたが、思いやりのある温かい人柄と知った。

 

何度も読み返さないと正しく人に伝えることは難しいが、「ミスは叱らない。だが手抜きは叱る」という考え方は、鍵山秀三郎さんと同じだ。「注意しなければ気付かないような小さなものでも、『手抜き』を放置するとチームに致命的な穴があく」。会社経営でも人材育成でも変わりはない。①「出来ないことを出来るようになるまで努力する」、基本中の基本だ。

 

②「できるようになったら、その確率を高める工夫をする」。③「高い確率でできることは、その質をさらに高めていく」、これで終わりということはない。現場の指導者は「新人の欠点を長所に変える目を持って接する」ことが大切だと説いている。欠点はみんな持っており、先ずは受け入れるという広い心が必要だ。自省・自戒すべき章句ばかりで元気が出る。

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