平成23年12月13日(No5472) ベイスターズ新監督に中畑
投稿日:2011.12.13
ベイスターズ新監督に中畑
横浜DeNAベイスターズの新監督に中畑清さんが就任した。裏ではなにかゴチャゴチャしたようだが、第一候補の工藤公康さんが破談になって電光石火の早業だった。万年最下位で営業成績もママならず、中畑新監督の明るさでもってしても浮上は簡単ではない。何といっても持ち駒が悪すぎる。投手も野手も玉石混合で、誕生したときの「楽天」みたいだ。
すでに主砲・村田は巨人軍に移籍が決まった。巨人を解雇されたラミレスに期待するようでは、たかがしれている。親会社の悪評と万年最下位では補強もままならないだろう。ダントツの最下位は決まったようなものだ。ムードメーカーではあるが、プレーするのは選手だ。それでも「自ら汗を流して選手と向き合って取り組み、てっぺんを目指す」という。
先の候補の工藤さんは戦略家で、中期の計画を実行する頭脳と理論があるが、元気が取り得の行け行け中畑さん。長島監督第一期最後の秋の猛特訓を再現するというが、春にやったのでは必ず夏ばてする。長島さんが成功したのは優秀な若手が居た、秋に個人技を徹底して鍛えた、それをベースに春のキャンプでフォーメーションなど全体練習をしたからだ。
たしかに前監督の尾花さんは地味だった。チームは明るく生まれ変わるだろうが、浮き上がったピエロにならなければいいが心配だ。せめて選手全員に春のキャンプ入りまでに紅白戦が出来るような身体づくりを厳しく求めるべきだ。それほどまでに選手のモチベーションが上がれば、もしやという期待が出来る。工藤さんと破談になったのは惜しかった。