平成23年1月22日(No5147) 「卒業記念トイレ磨き」の価値
投稿日:2011.01.22
「卒業記念トイレ磨き」の価値
全国の先駆けとなった広島市立落合小学校の「卒業記念トイレ磨き」は、平成13年3月にスタートし、今年が11回目となる。他に日浦中学校が9回目、落合東小学校が4回目と続く。一年に一度の活動だが3校が2月末から3月初めに掛けて集中するだけに、社員の負担は外部から見るよりはるかに過酷だ。平日だけに仕事へのしわ寄せは申し訳ない。
かつては各地の「掃除に学ぶ会」に参加していたが、当事者でないだけに決められた時間に集中すれば足りていた。主催するともなればまったく負担の次元が異なる。学校側の担当者は毎回変わるだけに、事前の折衝は半端ではない。受け入れの事情も毎年違う。かつては全校あげて取り組んでくれたが、今では6年生のクラス行事化している。
途中から金本委員長にすべてを委ねているが、事前のリーダー研修、事前の調査、タイムスケジュールの設定、用具の準備、リーダーの選定、当日の運営、撤収、用具の洗浄や乾燥、次回の準備など。うまくいって当たり前、時には不測の事態も起きる。経験しなければその労苦は理解できない。社員も出発から帰着まで5時間程度は拘束される。
落合小学校は10年を超えたが、日浦中学校は来年が記念すべき10回目となる。現実に校長をはじめすべての教職員が歓迎してくれる訳ではない。しかし、6年間も世話になったトイレをピカピカにして卒業する価値は計り知れない。今年も「地域を美しくする会」の三島さん、大江さん、田畑さん、椋田さんに協力していただく。感謝でいっぱいだ。