平成22年11月8日(No5072) 第7期「竹の子学園・卒塾式」
投稿日:2010.11.08
第7期「竹の子学園・卒塾式」
午前4時頃は激しい雨が降っていた。ところが社屋周辺清掃を始めた7時には、灰色の雲は低かったものの小休止。天は大きな傘を広げてくれたようだ。天気予報は「午前中、ところにより雨。降水確率20~40%」。幸いにも吉と出た。気温は8時現在で9℃。卒塾式の最大の心配事はあっさり解消された。すでに「つくしクラブ」の世話役は全員が待機中。
稲刈りがメインの10月塾は、塾生27名のうち9名も欠席。10月から11月は各地区とも小学校行事が目白押しで盛り上がりを心配したが、参加者は塾生26名、体験入塾3名、ゲスト1名、OB3名の計33名。プレオープンも含めて8年間で最多の子どもたちが参加。地元の小学校の児童が11名だから、過疎集落の賑わいも予想を超える。
そのせいだけではないがアクシデントが続出。人数分だけカリキュラムが時間内に納まらない。その上大きな鹿が農園の一段上の網に引っかかり、七転八倒の大暴れ。塾生らは農作業そっちのけでギャラリーに変身。気温が穏やかで雨の心配は無かったが、収穫作業、餅つき、昼食行事などの慣れない時間調整に頭の中は高速回転の連続だった。貴重な経験。
前期に続き6年間在籍の卆塾生・曽我部里紗を送り出す幸運に恵まれた。国の過疎対策の空念仏に比べれば、実践の歴史は価値が高い。金本・山野コンビも休日なしの連戦にもかかわらず、疲れを感じさせない大活躍だった。予定時間を10分超えたが、感動シーン続出の卒塾式になった。灰色の空へ七色の風船が舞い上がった瞬間、胸が熱くなり立ち尽くした。