平成22年11月26日(No5090)  世のため人のために働く

世のため人のために働く

№5089で生涯学習・プラスワンステージの講師について触れたが、4名の方を動かすエネルギー何なのか。傘寿を迎える「つくしクラブ」の皆さんの生き生きぶりも不可解な部分が多すぎる。共通して言えるのは人のお役に立つのが、何よりの喜びになっていること。天真爛漫な笑顔や、若々しい動きによく表れている。損得の世界を超えて得られる世界だ。

 

共通点は他にもたくさんある。暮らしがつましいこと。個人的な浪費をしない。物を大切にする。生かして使う。お金の使い方も似通っている。自分のためにはケチだが、人のためなら惜しげもなく使う。時間の使い方も同様。などなど不思議を深めていくと、「トイレ磨き五訓」「凡事徹底」などに通じているように思う。鍵山さん、丸山さん、前川さんも同じ。

 

大河ドラマ『龍馬伝』で中岡慎太郎「弥太郎、お前の目的はなんだ」、弥太郎「日本一の金持ちになることだ」、慎太郎「こまいのう。たったそれだけか」、弥太郎「お前の目的はなんだ」、慎太郎「龍馬が思う存分、働けるようにすることだ」。つまり生きる目的の大きさは、人のために働くのか、自分のために働くかで決まるということ。「才覚」ではなく「器量」の問題。

 

『トイレ磨き五訓』は、①「心を磨く」②「謙虚な人になる」③「気づく人になれる」④「感動の心を育む」⑤「感謝の心が芽生える」。『凡事徹底』は①「全ての物を生かす」②「隅々まで行き届く」③「言行一致」とある。人のために働くと、地位、名誉、金銭を超える財産が得られ、かつ健康な心と身体が天から与えられるということか。大きくありたい。

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