平成22年11月24日(No5088)  ささやかな一灯をエネルギーに

ささやかな一灯をエネルギーに

中田宏さんが昨年8月、万感の思いを込めて横浜市長を退任し、日本創新党を立ち上げた。真意のほどはよく理解していないが、参議院に10人の候補者を立て当選を目指したが惨敗に終わった。13年間も支援してきた「中田宏と共に日本を良くする万縁の会」は、中心になる人が不在になった。これまでも実質はそうだったが、現実にはピンチに陥った。

 

12年間、衆議員議員を3期、横浜市長を2期務め、それなりに求心力があったから何とか格好が付いた。参院選の敗北以降、正真正銘の浪人であるから、地位と権限のない政治家には距離を置く人が増えるのも仕方がない。この機会に絶縁する人、支援を躊躇する人など、様々な人間模様が垣間見える。見返りを求めず無条件で政治家を支える人は多くない。

 

中田さんは権力を持たない一介の素浪人になったが、日本の回復に必要な志とエネルギーに衰えはない。しかし、その姿を多くの会員・市民に伝えることは難しい。このまま行けば不本意ながら自然消滅の運命にあった。ところが鍵山秀三郎さんは、一身を賭して無条件で中田宏さんを支えると宣言された。連れて丸山正信さんが真摯な思いを行動に移された。

 

お二人の思いを受け継いで、貧者の一灯を捧げる決意をした。一個人では何ほども出来ないが、志次第では一灯を万灯にして日本を照らすことは不可能ではない。貧者の一灯一灯は小さくても、中田さんのエネルギーになると信じている。中で座って考えていても道は開けないので、ともかく信じる道を進むつもりだ。鍵山さん、丸山さんの志を生かすためにも。

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