寒さの思わぬ影響
投稿日:2018.02.20
パワフルなエース!金本和宏です。
今年は極端に寒い日が続きますが、皆様体調を崩されてはいませんか?
この寒さで不具合が出るのは人間だけではありません。
大切な住まいにも不具合が起きてしまうことがあるのです。
今回、ご相談をいただいたお客様のお宅にも出てしまっていた不具合…。
それは、屋根瓦の「凍害」です。
凍害とは、
瓦に伝わる温度差が激しい時に瓦の表面や
内部でおきる剥離(はくり)のことをいいます。
瓦は吸水率が0%ではない為どうしても中に少し水がしみ込んでしまいます。
冬の寒い時に水分を含んだ瓦が冷えて氷となり体積が増え剥離が起きる事があるのです。
この繰り返しにより瓦の表面をはじいた様な現象が起きるのを「凍害」と言い
「温度差障害」とも言います。
下の写真はその典型的なもの。
↓
凍害(温度差障害)は、
瓦を製造する時点での土の性質や焼成温度・焼成時間等によりかなり左右されます。
夏季でも瓦の表面は80度近く上がり
夕立や雨でも降ると表面温度は一気に下がり剥離の現象を引き起こします。
上記のようなメカニズムで凍害(温度差障害)が起きてしまいます。
屋根瓦は一年を通じて常に、自然環境の影響を受けています。
お客様の大事な家・暮らしを一番高い所で守ってくれているのが屋根瓦。
屋根瓦の点検やメンテナンスをこまめに行うことにより
家は長く持ちますので、定期的に点検をしておきましょう。
屋根点検のご相談はお気軽に金本までどうぞ。