平成27年11月23日(№6913) リフォームフェアー
リフォームフェアー
十数年ぶりに連休を利用し「リフォームフェアー」の会場を妻とぶらついた。特に目的もなかったが、最近の消費者の動向など知りたかった。この催しは広島県が主催して「増改築フェア―」と銘打ってリフォーム需要促進のためスタートした。当時は業界団体の世話をする立場にあったため、催しの企画から参加していた。それだけに懐かしい催しだった。
当時は集客に苦労したが近年は新聞社が主催で開催しているため広告宣伝が行き届き、会場は多くの来場者で賑わっていた。リフォーム業界の著名企業の大半が参加しているが、わが社の看板がないのは寂しい。協賛企業は一定の区画の代金を支払って出店するのだが、イベントとしての統一感がなく全体の盛り上がりは乏しい。タレント出演の客席は満席。
来場者は若い家族が多かったが、相談コーナーは呼び込みが熱心だったが腰掛ける人は少ない。日の出の勢いのМハウジングは大手に負けないスペースを確保し、アピールに懸命だった。知名度アップにはそれなりの効果があったように思う。メーカーも多数出展していたが、何となくお義理の感じがした。金融機関の相談コーナーも客がなく閑散としていた。
出店することのメリットは分からないが、社員のモチベーションアップや企業の知名度アップには役立つ。ただ出店費用との兼ね合いは判断の難しいところ。このイベントで需要を獲得することは出来ない。折角の機会だから出展者が一つになって需要開発のイベントにすればメリットはあるが損得勘定が先に立つとよい企画は出来ない。過去にも試みたが。
スタートした30年前と内容はほとんど変化はない。イベントのビジネス化にも限界がありそうだ。不参加は正解だ。