平成24年3月21日(No5571) 新規入塾生ゼロ
新規入塾生ゼロ
第9期の竹の子学園塾生を募集していたが、残念ながら新規はゼロになりそうだ。世話役たちは高齢化に伴い負担の多さを愚痴るが、本心ではたくさんの親子が過疎の地に集ってくれることを願っている。その期待の重さを両肩にずっしりと感じているが、残念ながら今のところ、第8期の15家族・25名が最大で10家族・18名と少なくなる。
もともとこうなることは予測していた。一般募集をメインにすると活動内容が荒れて運営に支障をきたす。そのため縁故募集に限定し、しかも入塾要件を低学年に限定した。メインの塾生が高学年化するに連れて、低学年のご縁が薄くなってきた。その上にスポーツクラブに参加する子どもが急増し、毎月一回の参加が保護者には重い負担となる。
塾生が少なくなると参加収入が減るから、運営に要する費用の持ち出し額が増える。ある程度の覚悟はしているが、年金からの補填だから少ないほうがいい。最後の足掻きで日曜日に「親子農業体験塾・入塾説明会」を開いたが、予想通り参加者はゼロだった。第9期は7名の卆塾生を送り出すから、新規の入塾がない場合は、10周年を断念することになる。
体育やダンスを教科に組み込むことを否定はしないが、お遊びでない農業体験は次のパラダイムでの必須科目だと信じている。学校は田んぼや畑を耕作し、子どもたちに自然の恵みの偉大さを体験させるべきだと思う。ふるさとの先輩たちに寂しい思いをさせるのは申し訳ないが、現実は前向きに受け止めベストを尽くす。新しい道をひらいて行きたい。