平成27年11月20日(№6910) 惰性を戒める
惰性を戒める
昨日と今日では仕事やり方が変わっているだろうか。そんなことを考えることがあるだろうか。もしも昨日と同じやり方を今日もしているとしたら、明日も同じやり方をする可能性が高い。明日の次の日も同じやり方をしているかもしれない。しかし、毎日が同じやり方で、同じ思考で安心だろうが、必ずしもワクワクするような楽しさは感じられないだろう。
つまらないと感じていても、同じやり方を繰り返すのは一種の安心感からである。変えることで何か失敗があってはいけないという不安感もある。リスクを冒してまでやり方を変える理由が見つからないかもしれない。昨日と今日の周囲の状況が同じならまだしも、明らかに周囲の状況は時々刻々変化している。同じことを繰り返していると惰性に陥る。
仕事をやり遂げ行くのに「惰性」は変化と進歩を妨げる。いまほどビジネスの環境が急激に変化をしているときはない。昨日のやり方が通用しなくなることに気づいたときは、もう手遅れかもしれない。「惰性」から脱皮するには、昨日と同じやり方をしないと心に決める。イベントを企画するのも同じこと。これまでのやり方を再びするのは退歩と同じである。
日々の仕事は目的に近づくやり方を学ぶ鍛錬の場である。新しいやり方を見つけ、目的との距離を期待以上に縮めることに喜びがある。仕事の楽しさも生まれる。「惰性(マンネリ)」から脱出し、常に新しい仕事のやり方を発見することで人間的成長が得られる。ビジネスが不振のときはチャンスであり、チャレンジする勇気を与えてくれる。惰性からも脱出できる。
つまらなく見えた仕事も見方を変えることで輝くかもしれない。チャレンジする意欲を高めてくれる。今がチャンスだ。