平成27年11月18日(№6908) 惨敗続く民主党
惨敗続く民主党
宮城県議選に続いて福島県議選でも民主党は惨敗した。ここまでくると地方選だからとのんびりする訳にもいくまい。自民党政治に対する批判はあるはずなのに、自民党の支持率は上昇傾向にあり民主党の低落は止まらない。民主は7議席から5議席へ、社民党は3議席から1議席へ。減った4議席はすべて共産党の4議席から8議席に吸収されてしまった。(東洋ビジネス11/3号)
これでならじと岡田代表は共産党と選挙協力などと言い出しまさに支離滅裂、狂気の沙汰だ。危機感を覚えたのか元代表の前原誠司氏や元幹事長の細野豪志氏などは年内に解党して新しい旗を立てるべしとひと声挙げた。両氏とも「言うだけ番長」として有名なだけに、これまでの愚を繰り返すのかと誰も相手にしない。早くしないと政党助成金に差し障る。
来年の参院選は改選数が42議席なのに、内定した公認候補は38名。25年の参院選では17議席の惨敗に終わったが、今回はそれ以上の苦戦と伝えられる。政治評論家の計算によると1人区では全敗し、獲得議席は12議席にとどまるとか。そうなれば59議席が29議席にまで落ち込むという。これほどのピンチなのに岡田代表は維新と手を結ぶという寝言。
閉会中の予算委員会でも審議する大切なことはいっぱいあっただろうに葬式に行ったとか行かないとか、香典は政党助成金法の違反の追及など、愚にもつかないことばかりで時間を無駄遣いした。TPPでも勉強不足を笑われた。一体国会の審議を何と心得ているのか。アホなやり取りを聞かされる国民はたまったものではない。政権奪取などと寝言を言うな。
民主党がこのまま右往左往していると、野党第1党の地位は地方に続いて国会でも共産党に奪われる。それも悪くないか。