平成27年11月15日(№6905) 日本の名作を映画で鑑賞する
日本の名作を映画で鑑賞する
日本の高齢者の大半が認知症の候補者であり、現に四分の一が認知症の患者でありグループホームなどのお世話なっている。それでも施設の数は不足がちで認知症の患者の世話をする家族は苦労をしている。周囲から働き掛けに対して不快な思いをしても、なかなか反論できない。それらのもどかしさも周囲を惑わす言動となる。新しい環境に簡単に馴染めない。
認知症に対する対応として、かつて暮らしてきた環境に出来るだけ近い環境で暮らすことが大事という。これがグループホームのというケア方式である。10人内外の認知症の患者がスタッフに見守られながら24時間、365日暮らす。一旦、認知症になるとその対応は難しさを極める。できれば認知症にならないに越したことはない。方法は幾らでもある。
認知症候補の高齢者には、まず「外に出る」⇒「人に会う」⇒「話をする」⇒「少し勉強する(自分を向上させる)」ことを勧めている。そのために熟年者のための勉強会を月に10回ほど開催している。その中で有効と思われるのは「回想」である。少なくとも青春の頃の回想が出来るようになると「認知症」から遠くなる。惜しむらくはその場所がないこと。
そのために新しい講座をスタートすることにした。「映画で楽しむ日本の名作」講座を12回シリーズで開催する。熟年者たちには懐かしい「山本富士子」「森雅之」「鶴田浩二」「三国連太郎」「石原裕次郎」「市川雷蔵」「高峰秀子」「吉永小百合」「若尾文子」など名優の映画を12本集めた。すべて優れた日本の文学を映画化したものである。効果を期待している。
地域の活性化は地域の高齢者の「健康長寿」が欠かせない。地域でお世話になっている企業の大切な役割と信じている。