平成27年11月5日(№6895) 第三回「夢拾いウォーク」
第三回「夢拾いウォーク」
何と言っても秋は多彩なイベントが盛りだくさんで社員の皆さんも席の温まるひまもない。今年も11月3日(文化の日)は恒例の「夢拾いウォーク」を開催した。徒手空拳で一般参加のイベントの主催は荷が重い。今年で3回目となるが、毎回多くの一般参加があり盛況だ。今年も各地から92歳から3歳までの4世代が150名も参加し、盛り上げてくれた。
昨日は雨が降ったがイベントのために、またしても天が配慮してくれた。朝から秋晴れが空いっぱいにエネルギーを注いでくれた。主催する「地域を美しくする会」は毎週土曜日の朝、8つの公園のトイレ磨きを中心に清掃しているが、「夢拾いウォーク」は、その公園がスタート地点となる。周辺の人たちが公園に集まり、決められたコースをゴミ拾いする。
地域の人たちの拍手に送られてスタートし、ゴールでは拍手で迎えられることを願っているが、現実はそれほど甘いものではない。静かにスタートし、静かにゴミ拾い、関係者らの拍手に迎えられるパターンである。いつの日か町ぐるみの活動なるよう夢見ている。それにしても町は美しくなった。清掃活動を始めて間もなく20年になるが、成果はあった。
名もない善意の掃除人が増え、歩道、バス停、公園、通学路まできれいになった。主要路線の65ケ所のバス停すべてが美しくなって。ゴミ箱も不要になった。私たちが清掃しているバス停は6カ所に過ぎないが、残りのすべては名前すら知らない善意の人の行いである。ドライバーのマナーは褒められたものではないが、善意の人はますます増えている。
一人で始めたのが平成2年、地域の賛同者は微々たるものだが、いつの日にか日本一の美し町にしたいと考えている。