平成27年11月3日(№6893) 大阪維新の会の行方
大阪維新の会の行方
多少の不満はあっても協議離婚すれば、ここまで顰蹙を買わずに済んだのに、欲の皮が突っ張ると理非の判断が出来なくなるのか。「維新の党」は「大阪維新の会」と喧嘩別れし、告訴合戦まで始めてしまった。威張っていても一皮むけば庶民に劣る倫理しが持ち合わせていない。松野さんのような役立たずを代表にすれば、こうなることは分かっていたのに。
「大阪維新の会」に参加した国会議員は衆議院議員14名、それに参議院議員5名の中途半端な世帯である。党首討論には他の党が認めてくれれば出られるらしいが、法案の提出権はない。威張っていても共産党に劣る。11月の大阪ダブル選に勝ったとしても橋下さんが政界を引退すれば、マル秘作戦がないと消える運命にある。そうであれば何のための騒動か。
民主党も2回の選挙を経れば形がなくなる。岡田さんのような能無しを代表にすれば、結局はずるずる滑りこけてしまう。松本善明さんは紳士のように見えるが、彼にまで見捨てられた。2年後の代表選まで地位に恋々としていると完全に潰れる。結局、自民党への批判票は共産党が掬い上げる。綱領や行動に異論は有るが、共産党ほど政党らいし政党はない。
橋下さんは5年後、政権担当が出来る対立政党になるというが、共産党との連合政府を狙う民主党の岡田さんよりホラの質がいい。憲法改正による首相公選制、一院制、中央集権の打破などの綱領も小気味よい。「政治は捨て身、実行力、挑戦しかない」という橋下さんの決意にも共鳴する。少なくとも日本の政治に新風が吹き込めるかもしれない。期待したい。
それもこれも橋下さんが次の衆院選で政界復帰を果たし、「維新の会」の代表になっての話だ。それ以外に生きる道はない。