平成24年4月18日(No5599) 桜咲く
桜咲く
日曜日に母の三回忌法要をふるさとの正林寺で営んだが、終わって墓参りを済ませて竹の子学園の桜並木を歩いた。幸運にも満開。あずまやや運動広場の周り、遊歩道、金木犀の道などに約2百本植えているが、見事に咲いた。幸運だった。歴史ある桜の名所も悪くはないが、なんといっても自分の桜は見応えがある。といっても大半が佐伯成人さんのお陰だ。
10年前から植え始めたが、大きい桜は幹が10㌢ほどに成長している。遊歩道の一部はトンネル状になっており、散策にも風情がある。若い木は新芽が空に向って伸びるから、枝と同じようには咲かない。花も少ないし、遅れて咲く。成人さんも「あと5年も成長したら新芽も横に伸びる。そうすればもっと美しくなる」と嬉しそうに話していた。
桜は剪定したら弱るから自然のままにしておいた方がいい。この一帯を勝手に「癒しの里」と称しているが、もともと計画的に植樹したわけではないので樹種もいろいろ。江畑さんが「しだれざくら」を植えてくれたが、やっと花がつき始めた。もう少し年数が掛かる。成人さんと「やっぱり山には花色が必要だね」と向かい側の山を見ながら話した。
今月の終わりには山桜が咲き始めるから、また違った景色に生まれ変わる。中田宏さんの来園記念樹も、名板の針金が幹に食い込んでいる。それほど成長が早い。筍はとんがった頭が土を破り始めているが、もう少し時間が掛かる。礼服での散歩は遊歩道に似合わないが、ふるさとの自然を堪能できた時間だった。竹の子学園の塾生に見せてやれないのは残念だ。