平成27年8月30日(№6828) 偉大なイチロー
偉大なイチロー
一時は影が薄くなったと言われていたイチローだが、ここへ来て数々の記録が相次いで誕生する。マーリンズの本拠地では一打席ごとにスタンディグオべーションで観客が称えるというからただ事でではない。26日のパイレーツ戦でメジャー通算1万打席に到達した。日米合わせれば14100打席。メジャー歴代1位のピートローズ1万5861打席に迫る。
三塁打では日米通算114本。あと1本で福本豊選手に並ぶ。得点は日米通算1998得点となっており2000得点まで「2」。市場8人目の快挙となる。メジャー盗塁は通算497で500盗塁まで「3」。史上9人目となる。日米通算で700盗塁まで「4」。二つ続けて大台到達が待っている。残念ながら1万打席目で115三塁打、500盗塁はならなかった。
一時は来シーズンのメジャー契約を疑問視する向きもあった がここまでメディアの露出が激しいと球団が放ってはおかない。もはや第四の外野手とは言わせない。堂々とレギュラーとして胸を張ってもらいたい。レーザービームや超ファインプレーは記録として残らないのか。40歳を超えてヒットの数こそ少なくなったが、超ファインプレーの衰えはない。
マリナーズの岩隈投手が成し遂げたノーヒットノーランは、ア・リーグでは3年ぶりの快挙。野茂投手が二度目に達成した2001年以来14年ぶり。メジャーでは投手の健康を気遣って一試合あたりの球数を100球前後に制限しているが、それではなかなか快記録は生まれない。ダルビッシュや田中には岩隈の後ろに続き、日本野球のレヘルを見せてほしい。
いずれにしてもメジャーのスポーツニュースを見るのが楽しみになった。日本のプロ野球が詰まらないだけになおさらだ。