平成27年1月24日(№6610) 新コミュニティ
新コミュニティ
あるマーケッターの「オフィスのサロン化で新しいコミュニティ創造を」の考え方に共鳴して、新しい取り組みを始めて6年が過ぎた。スタート直後こそ「サロン化はビジネスチャンス」の思いはあったが、地域の核としての活動にウエイトを置くようになって流れが良くなった。講座の数も一ヶ月に10講座を超え、延べ参加者は120名を超えるまでに成長。
専任のボランティア講師も4名、希望者も少なくないが資格に制限を加えている。運営は参加者負担で賄っており、企業としては会場の提供程度で済んでいる。活動の内容は参加型勉強会の「心豊かに生きる人生講座」と、ボランティア講師による「生涯学習・プラスワンステージ」。公民館の学習では体験できない「こころの交流」をメインテーマとしている。
平成25年からスタートした「小粋なギャラリー」も好評で3年目に入り25回を数える。地域の芸術家たちの個展開催のチャンスは極めて少ない。極めて健全な自己顕示欲が発散できる貴重な機会として好評である。場所を提供しているに過ぎないがオフィスのサロン化として一つの流れに沿っており、零細な住宅リフォーム店の活動として歓迎されている。
ОB施主の管理システムとして重宝しているが、最近になって工事とは無関係のメンバーも増え始めた。歓迎すべき傾向である。別の地域活動の一つである「親子農業体験塾」活動は講座メンバーのサポートにより運営されている。地域コミュニティの新しいスタイルとして発展してきたものと言えよう。地域の「核活動」はこれから新しい展開を見せるだろう。
これからのビジネスには色々なバックグランドが求められる。複雑だが競合のない新しいスタイルが誕生するチャンス。