平成26年9月19日(No6483) 「次世代の党」結成大会
「次世代の党」結成大会
政治には疎遠の日々を過ごしているが、尊敬する鍵山秀三郎さんのご縁から元横浜市長の中田宏さんの応援をしている。政治家たちは国家・国民のためというよりも、己の利害得失のために右往左往しているように感じられる。中田宏さんは橋下徹・大阪市長の懇請により「日本維新の会」に所属していたが、諸般の事情により分党して袂を分かつことになった。
新しく所属したのは石原新党と称される「次世代の党」。去る9月16日、東京パレスホテルで結党大会が開かれた。党員でもないのに参加するのは憚られたが、勧める人があって末席を汚した。現在の政界は安倍自民党が大きな力を持ち、ついこの間まで政権を担っていた民主党は一昨年の選挙で国民から見放され、存在感が極めて希薄である。他の野党も同じ。
政権交代がないとは言えないが、どのようにもがいても野党が政権を取るとは考えにくい。もちろん中田さんが所属する「次世代の党」も同じ。まことに心許ない存在である。結成大会も演出が幼稚で盛り上がらなかった。メディアの取材も閑散だった。石原慎太郎さんの存在感はあったが、幹事長や党首も見栄えがしない。中田さんの出番も特になかった。
翌日の読売新聞の政治欄を見た。「民主、党内融和を優先」の大見出しで6段半。次いで「みんな、分裂含み。浅尾・渡辺会談決裂」が大見出し。「次世代が結党大会」の扱いは小さく、小見出しで18行。「沖縄知事選に喜納氏出馬へ」よりはるかに小さい。「参院自民布陣固まる」の方が大きい。マスコミの扱いがこんなものなら「次世代の党」の前途は極めて厳しい。
鍵山さんは中田さんを日本一の政治家と称え、無条件で支援すると宣言された。自称弟子も同じ思いで応援している。