平成26年9月20日(No6484) 事業に誠を尽くすこと
事業に誠を尽くすこと
仕事をしていると時には己のために欲心が幅を利かすことがある。未熟者だからそれを押さえるのに結構苦労する。己を捨てて人のために尽くせと教わるが、そう簡単なものではない。簡単ではないが克服しなければならない。そんなときは前川さんの「朝一番!」から学ばせていただく。
『事業に誠を尽くすこと』
・そもそも事業は何のために行うのでしょうか。それは世の人々に便利さや安心を与え、満足感や幸福感を与えていく為です。
食べ物を作って販売するのは、人が生存するための糧を提供すると共に、美味しさという楽しみや満足感を与えるためです。本を作って売るのは、より良い情報を提供して、さらに幸せになってもらいたいからです。
・家を建てるのは、安全で快適な住環境を提供することで、そこに住む人が幸せに生きていく為です。子どもたちに勉強を教えるのも、病気の治療をするのも、道路を作るのも、行政のサービスも、すべては人々の幸福や便利さのために行っているのです。
・こうしたあらゆる取り組みを通じて、一人一人が人生を充実させ、企業などさまざまな組織・団体が発展し、その結果として社会・国家が少しずつ平和で豊かになっていくのです。
・事業を行う人間は、それが世のため人のための事業である限り、日々接する人に誠を尽くさなければなりません。誠を尽くすときは利己心を捨てて、関わる人々の心を救っていくくらいの心構えで事業に取り組むということです。そんな姿勢で事業を推進すれば、その人は日々徳を積むことができ、社会的信用も高まり、幸福な人生を送れるでしょう。