平成26年10月19日(No6513) お客を欺かない
お客を欺かない
商売をする人の心得について考えてみましょう。
まず、モノを売るにあたってお客を欺いてはいけません。道徳を旨として商売するなら、必ずきちんとした商品を揃えます。もちろん価格も良心的に設定します。さらに商品の受け渡しや接客態度、そのほかお客様への種々の心づかいなど、すべてにおいて正義と慈悲の心を持って行います。
あまり理不尽なことを要求してくるお客とは、やむを得ず取引を中止しなければいけない場合があるかもしれません。それが大口の取引先だと、一時的に経営が悪化する場合があるでしょう。そんなときは新規顧客の開拓に努力します。あくまでも誠実な商売を貫けば、必ず業績は回復するでしょう。
反対にお客様をあざむくような商売をしていると、どうなるでしょうか。たとえば相手は素人だと思って法外な値段を吹っかけたり、古くて痛んだ商品をこっそりと混ぜて置いたりすると、目の肥えたお客様は、値段と品質があっていないことに気づくものです。
当然、商品に文句をつけられたり、値切られたりするでしょう。値切られた上に、いくつかの商品の中から少しでも良いものを選ぼうとされたりします。このような敵対関係ではなく、お客様とはお互いに尊重し合える商売をしなければなりません。(前川さんの「朝一番!」より)
前川さんは古希の70歳。毎朝概ね午前1時発、約5千歩も歩いて事務所に入られます。1日に1万歩以上、時には1万5千歩の日もあります。それが365日続くのです。だから私も続くのです。身近によいモデルがあると必ず実践できます。