平成27年7月15日(№6782) 続・一流の人になるために
続・一流の人になるために
「学習する力」を少し分析したい。文字から推察すれば勉強する能力、記憶する能力、環境適応能力と考えがちだが、それでは曖昧に過ぎる。能力とは具体的でなければ話にならない。いま、自分は何を学習すべきだろうか、簡単に答えが出るだろうか。例えばお客様は、自らの発信をきちんと受け止めておられるか、チラシに込められた願いが伝わっているか。
もしも営業で物件不足としたら、お客様に信号が伝わっていないからだ。そのとき何を学習すればもっとも効果的か、「学習テーマ設定能力」というべきか。今の自分にできることはなにか、できないことはなにか。今はできないがその内できそうなことはなにか。努力なしにはできないことをきっちり把握して、まずそこから学習を始める。やがて効果が上がる。
今できずに放っておけばこれからもできない。それが学習テーマになる。これは自己認知の世界だから、自分で発見しなければなない。これが学習テーマであるが、それは一つではないと思う。とすれば優先順位を付けて集中すべきテーマを選択する。それをどうやって学習するか。ゴールから逆算して最短経路でたどり着くにはどうしたらいいか。途中経過も。
学習は決して楽でもないし簡単でもない。そこで問われるのは継続力だ。ゴールまでやり続ける意思と根気。モチベートをどうやって持ち続けるか。最後が踏み出す力。学習しない言い訳はいくらでもできる。しなくてもさほど困りはしない。しかし、ためらう時間など残されていない。年を重ねてくると大幅に学習意欲は減退する。言い訳が得意な人は終わり。
自律力に簡単に触れておきたい。自律とは誰に指示されなくても、自分をコントロールしながらなすべきことがなせる人。