平成26年12月8日(No6563) 気持ちよい挨拶は上次第
気持ちよい挨拶は上次第
通学路清掃を始めて15年が過ぎるが、なんとなく好意が持てる学校とそうでない学校に分かれる。その原因がどこにあるのか考えてみると、すべてあいさつの良し悪しに尽きる。先に笑顔であいさつしてくれると好意を抱き、仏頂面をしていると距離が離れていく。良くなるのも悪くなるのも、校長の移動と深い関係があることに気づく。あいさつは魔法使いだ。
つまりあいさつというものはトップ次第で、どのようにでも変わる代物だ。校長が変わると教師が変わる、そして子どもたちまで変わる。地域の評判になるから益々よくなる。ただ一人でもおかしな人がいると評判を落とすから要注意。あいさつの出来る会社は売上が良くなり、出来ない会社は不振に陥る。会社の業績を上げるにはあいさつを徹底すればよい。
あいさつが活発な会社は、必然的にコミュニケーションの総量が増え、業績にも良い影響を与える。情報量が豊富になりミスが激減する。そうであれは見逃す手はない。リーダーは社内に良いあいさつが蔓延するように総力を挙げるべきだ。どうすればよいか。簡単である。上司から先に部下へあいさつすればいい。ただし「ながらあいさつ」は効果が薄い。
部下があいさつ出来ないとしたら、その責任は上司にある。「あいさつできる部下を育てたければ、上司が率先してあいさつをする」が鉄則である。目を合わせ笑顔が添えられれば満点である。「無視された」「失礼なヤツ」と厳しく注意してもお互いに気分が悪くなるだけ。よいあいさつができる会社になれば、やがて日々が活性化し、業績も上がってくる。
あいさつを軽視することは、仕事の価値を損なうことになる。そこから日々の行動が変わり、上質な一日が始まるはずだ。